建設業界はブラック?派遣は守ってもらえるのか

公開日:2023/02/15  


建設業界で働きたいけれど、休みが少なく、きつい仕事だという印象を持っている方もいるでしょう。様々な情報を調べては、考え込んでしまい、なかなか一歩を踏み出せない状況かもしれません。建設業界で働く方法のひとつとして、派遣があります。今回は建設業界がブラックな業界なのか、派遣で働いた場合は守ってもらえるのかについて説明していきます。

建設業界がブラックと言われる理由

建設業界は休みが少なく、労働時間が長くなりやすい業界です。建築現場ごとに工期が決まっており、工期を過ぎてしまうと損害が発生してしまいます。同業他社との競争があり、工期は短く設定されています。工期内に工事を完了させるためには1日の稼働時間を長くしたり、休日を返上したりして作業しなければ、間に合わない場合が多いのがブラックといわれる原因でしょう。休みは週1日、1日13時間から15時間程度働かなければならない時期もあります。

また、建設業界では工期を守るためにサービス残業やサービス出社するのが当たり前になっていて、残業代が出ない風潮が残っている場合もあり、厳しい労働環境だと感じる人が多いです。作業する人の安全を守るという大きな責任も負っています。事故が起きてしまった場合は、管理している人の責任が問われるため、短い工期の中で安全を守りながら、工事を管理していかなければならないのが難しい点です。

現地で働く職人も無理な工期を押し付けられたり、プラン変更があったりした場合は、よい反応をしない場合が多いでしょう。施工している会社と現地で働く職人との板挟みになり、人間関係に悩むこともあります。労働時間が長く、責任が重いうえ、充分な賃金が支払われていないと感じ離職してしまう人が多い傾向にあります。そのため、建設業界は若い世代がとくに人手不足です。結果的に、1人が担当する業務が多くなり、さらに忙しくなってしまうという現状があります。

業界全体の取り組み

人手不足が深刻な建設業界では、イメージアップのために新たな取り組みをしています。

働き方改革

大企業では2019年4月から、中小企業では2020年4月から働き方改革が始まっています。この制度により残業時間には、上限が設けられるようになりました。違反した場合は罰則規定があります。働き方改革の開始までに、建設業界は特別に5年の猶予があり、現在は罰則を受けない状況ですが、猶予の期限も2024年までと差し迫っているため徐々に残業や休日出勤を削減しようと取り組んでいます。フレックスタイム制の導入やノー残業デーの見直しや、無駄を省き無理をしなくても、工期内に作業が完了できるように設定や制度を見直しています。

ICTの活用

ICT化を活用して、作業の効率を上げて労働力の不足を解消しようという動きがあります。データーを活用することにより、ロボットによる機械化施工を目指しており、技術が広まれば自動制御による施工が行えるようになるでしょう。

工期の適正化

2018年より国交省ガイドラインにより、「建設業働き方改革加速化プログラム」が策定されました。これまでは、短い工期が設定され、残業や休日出勤しなければ間に合わない状況でしたが、当ガイドラインでは週休2日で工事を実施しても間に合うように工期を組むよう推奨されています。天候などにより工事が行えない場合や、準備期間と後片付けの期間も含めて適正な工期を設定するように、という取り組みです。

給与体系の見直し

これまで建築業界では管理職についても給料が上がりづらく、割に合わないと感じてしまい、離職してしまう人も多くいました。「建設業働き方改革加速化プログラム」では、技術やスキルに合わせて給料も適正化していくように定められています。このように建設業界では、今後の人材確保のためにさまざまな取り組みをしています。

ブラック企業で働きたくない!派遣社員は守ってもらえる?

さまざまな取り組みをしている建設業界ですが、働き方改革が始まるのは2024年からです。人手が不足しているため、正規の社員として働く場合、拘束時間が長かったり、休日が少なかったりするのが現状です。建設業界では、人材不足の解消のために派遣会社からの人材を積極的に受け入れています。派遣社員であれば、就業先と派遣会社での契約に基づいて働くことになるため、残業代が出ないなどの心配はありません。

建設業界で働きたいと考えている場合は派遣として働くのがおすすめです。就業先とのトラブルがあったときなども派遣の場合は、派遣会社から就業先に対応してもらえるため安心でしょう。派遣会社を選ぶときは、就業後のサポート体制が整っていて、相談しやすいアドバイザーがいる会社を選びましょう。派遣会社によって取り扱っている求人が違っていたり、同じ就業先でも賃金が異なったりする場合もあります。ため、何社か比較して自分に合う派遣会社を探しましょう。

派遣会社のなかには、優良派遣事業者という約80項目の厳しい審査をクリアした派遣会社があります。優良派遣事業者はよい労働環境やキャリアの育成支援、派遣先とのトラブルの予防などができ安心できるサービスが提供できると認められた事業者です。派遣会社を選ぶときは、優良派遣事業者であるかもチェックしてみましょう。

まとめ

建設業界はブラックであるかについて説明しました。人手不足や短く設定されている工期のため、1日の労働時間が長く、休みが少ないというのが現状です。2024年より建設業界でも働き方改革が始まり、残業の上限が設けられます。それに向けてICTを活用して、効率化を図ることや、これまでの制度の見直しがされています。現在は短く設定されている工期も、一部では週休2日で工事するように労働状況が改善されています。ブラックな会社では働きたくないと不安がある場合は、派遣社員として働くことがおすすめです。人手不足解消のために派遣の人材を積極的に受け入れています。派遣社員であれば、残業代が出ない心配もなく、問題があった場合は派遣会社がトラブルを解決してくれます。優良派遣事業者などサポート体制の整った派遣会社でぜひ仕事を探してみましょう。

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