建設業界で働くメリットとは?やりがいや魅力的な仕事内容を紹介

公開日:2023/09/15   最終更新日:2023/11/20

ポイント

とくに建設業界の現場レベルではきつい労働がつきものですが、その分、やりがいがあるのも事実です。子どもの頃、大工さんたちのテキパキとした仕事ぶりに魅了された思い出を持っている方もいるかもしれません。今回の記事では、建設業界で働くメリットについて紹介します。転職などを検討中の皆さんはぜひ一読してみてください。

建設業界で働くと何が楽しいの?現場の醍醐味や仕事のやりがいを解説

どんな仕事であれ、継続して取り組むためには、働く喜びを実感する必要があります。建設業界でいえば、自身の携わった建築物が形として残るということが、やりがいのひとつとして挙げられるでしょう。

たとえば、つり橋として世界最長を長らく誇っていた明石海峡大橋は、完成から約25年経った今でも、建設に従事した関係者にとって、きっと忘れられない記憶として残り、自慢の種になっているはずです。それは、ほかの仕事ではなかなか得られない次元の喜びにちがいありません。

たくさんの仲間と協力しながら、ひとつのゴール、つまり、完成に向かって努力し、結実させていくプロセス、達成感もまた見逃せない魅力です。学校時代、団体スポーツに精を出した方なら、なおさらに実感できるかもしれません。

目標達成のために時間や体験を共有すれば、のちに振り返っても輝かしい思い出になり、お互いに深い信頼関係も築けます。また、多くの人たちと関わることでコミュニケーション能力にも磨きがかかることでしょう。

手に職をつける、という古くから使われるいい回しがありますが、建設業界はとくにその度合いが強いジャンルのひとつです。はじめはまったくの白紙状態でも、場数を踏むたびに知識や技術力も高まり、自身の成長を実感できるのも醍醐味にちがいありません。

数多くの現場体験を積み重ね、一人前の実力が身につけば、独立できる可能性も高くなります。

社会に貢献するやりがいがある!建設業界が担うインフラ整備や災害復旧について

一戸建て住宅など、個人向けの建築を手がける一方、建設業界は、社会的なインフラ整備や災害復旧時にとても重要な役割を果たしています。どんな理想的な都市設計図を描いても、形にしなければ、机上の空論で終わってしまいます。

建築業界の仕事が加わってこそ、人の歩く道ができ、車や電車が走り、商業施設などを含め、街全体が活気づくようになります。かつて昔では、1964年に開催された東京オリンピックに合わせて東海道新幹線が開業されたのも、特筆すべきインフラ整備の一例でしょう。

東京タワーの完成や新幹線の開業をはじめ、社会インフラ整備の象徴があったからこそ、現在に続く目覚ましい進化と高い利便性が実現したといえるかもしれません。もちろんインフラ整備は、平時での建設だけでなく、台風や地震など、災害復旧時の働きもワンセットです。

東日本大震災のように、甚大な災害が起こると、建築物が倒壊し、道路交通網も寸断され、都市機能が壊滅状態に陥ります。壊れた建物を除去するのも、新しく復興させるのも建設業界の役割です。

たとえば、大火災で消滅した沖縄市民のシンボル、首里城再建に従事する関係者は、完成後、きっと多くの人たちから感謝されることでしょう。つまり、建設業界に携わることは、社会に貢献するやりがいにもつながっています。

建設業界でのキャリアアップにも期待!技術や経験を身につけられる魅力的な仕事環境

建設業界へのチャレンジを検討中の皆さんには、キャリアップできるかどうかが重大な関心事になるにちがいありません。昨今の建設業界では、深刻な人手不足が叫ばれています。現場で実際に作業する働き手の高齢化も進み、一刻も早い人材確保が急務です。

この状況を踏まえて、昔からよくいわれ続けてきたシビアな労働環境も改善されつつあります。週休2日制を導入したり、危険をともなう作業を機械に任せたり、社会保険への加入を推進したり、以前に比べればより働きやすい状況が整いつつあるのが現状です。

労働環境がよくなれば、専門知識や技術の習得にも取り組めるうえ、身につけた実力によって、将来的な独立、開業の可能性も出てきます。日々の努力が結果的にキャリアップにつながることにもなります。

まとめ

近年、建設需要が高まりを見せる一方、労働人口の減少などの影響により、建設業界の人手不足が問題になっています。かつての過酷な労働環境を避け、たとえ憧れがあっても、ほかの業界に就職した人も一定数いるかもしれません。しかし、見方を変えてみれば、本気で志す人にとっては大いなるチャンスでもあります。改めて振り返ると、建設業界で働く魅力とは、大がかりな仕事であればとくに後世まで建築物として残るということと、独立開業も視野に入れた一人前の技術力が身につくということです。まったくゼロの状態から最新のテクノロジーを駆使して、ひとつの建物を仲間といっしょにつくり上げる喜びは、何にも代えがたい醍醐味にちがいありません。今回の記事をひとつの目安として、自身の将来の進むべき道について考えてみてください。

 

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