派遣社員として働く人は住宅ローンを利用できる?審査や条件は?
そろそろ住宅を購入したいなと思っている派遣社員の方、住宅ローンの申請が通るかどうか心配する方が多くいるのではないでしょうか?正社員として働いていたら、年収さえクリアしていればローンの申請も問題なく通るというイメージですが、派遣社員はどうなのでしょうか?今回はそんな派遣社員でもローンが組めるのかどうかみていきましょう。
住宅ローンで審査されるポイントとは
住宅ローンを申し込むにはさまざまな条件があります。条件や審査されるポイントを押さえておきましょう。ポイントを押さえておくと、住宅ローンの申請への不安も少しは減るのではないでしょうか。
住宅ローンを組む年齢
住宅ローンを組む際には年齢も審査の対象になります。なぜ年齢が審査に影響するかというと、住宅ローン会社はローンの返済により発生する利息で成り立っています。そのため、元気で働けてローンを返済できる年齢でないと、ローンの審査を通るのは難しくなります。
年齢が高い方は、頭金の金額や、退職金の金額、収入の金額によっては借り入れができる場合もあるので、一概に諦めるのではなく、自分に合った住宅ローンを探すとよいでしょう。
また、長期でローンを組みたい場合も老後のことも考え、ローンを組むとよいでしょう。くれぐれも、老後に破綻なんてことにならないように計画を立ててください。
職業の審査
住宅ローンを組む際には、職業の業種や勤続年数、雇用形態が審査の対象になります。安定していない業種ではローンを組むのが難しい場合もあります。
よく芸能人がローンを組めないといっているのは、芸能界という人気により給与が変動する形態であることや、不祥事などが発生した場合の収入減など、上がり下がりの激しい不安定さがある業種のせいで組めないという事情があるのです。
また、勤続年数も関係してきます。ローン会社やプランによっても異なるのですが、勤続1年からローンが組めるところや、勤続3年、5年でないと不可というローン会社もあります。
転職すぐでも可能なローン会社や、職種が同じなら可能などローン会社によって、さまざまな規定があるので確認することがおすすめです。また、雇用形態もローン会社によって異なり、正社員でないと不可な場合や派遣社員でも可能など、規定はさまざまです。
健康状態
ローンを返済していくには、収入が必要となります。働けるような健康状態でなければ返済していけません。そのため、健康状態もローンの審査に関係してきます。年齢が高くなるにつれて、健康状態に不安が出てくる方もいるので、ローンの借り入れを検討している方は、健康状態にも注意しましょう。
現在の借り入れ状況
現在借り入れがある方は、返済が完了してからのほうがよいでしょう。住宅ローンのほかに借り入れがある場合や、滞納がある場合には審査に不利になってしまう場合があるので注意してください。
また、自分が返済していくにも、複数のローンは返済が難しくなってしまうので、早めに清算してしまいましょう。
担保評価
ローン審査の中には、担保評価があります。ローンが払えなくなった場合に、資金回収ができるかどうかの評価になります。担保評価が低い場合は、融資額が減額される可能性もあるので理解しておきましょう。
派遣社員でもローンは組めるの?
結論からいうと、派遣社員でもローンは組めます。通常のローン同様の審査を経て借り入れができますが、派遣社員は不可という住宅ローン会社もあるので、利用可能なローン会社を選んで審査を受けなければなりません。
しかし、派遣社員もローンの借り入れが可能な会社が増えているので、一度自分の条件に合う住宅ローン会社を探してみるとよいでしょう。
住宅ローンを通りやすくするには?
派遣社員がローンを組む際に、ローンを通りやすくするポイントがあります。
頭金を貯める
頭金はあればあるほどよいとされています。頭金があれば、その分借り入れの額も減るので、頭金はしっかりと貯めておくとよいでしょう。また、経済力や貯める能力があることのアピールにもなります。
年収に見合う物件を探す
収入に見合わない物件での審査は、もちろん難しくなります。借入額と返済額が、継続的に支払い可能かどうか見極めることも大切です。ネットなどで簡単な返済のシミュレーションがあるのでやってみるのもよいでしょう。
そのほかのローンの清算、延滞をしないように気を付ける
ほかのローンが残っている場合や、クレジットカードなどの延滞があると不利になってしまうので、借り入れの前に、ほかのローンの清算とクレジットカードなどの延滞をしないようにしましょう。
住宅ローンは正社員でも派遣社員でも借り入れすることは可能です。しかし、派遣社員の場合、住宅ローン会社が限られてしまうという現状もあるので覚悟しておきましょう。住宅ローンを申請する場合は、年齢、職業、収入と返済額を考え、自分に見合った物件を選びましょう。